
私共のJF和歌山東漁業協同組合は平成20年4月1日、串本町と那智勝浦町の10漁協が合併し、豊かな海と山に囲まれた本州最南端の地に誕生いたしました。
近年、紀南地方でも漁獲量は大幅に減少し、このため漁業の担い手は減る一方で、高齢化が目立ってまいりました。
このままでは漁協の経営も立ちゆかなくなると危惧され、今後、漁協として最も力を入れて行きたいのが”販売力の強化”です。
漁獲量も少ない上に、魚が売れなくなっている現状を考え、魚介類のブランド化や付加価値を付けるなどして、売れる努力をするため、主力魚介類のカツオや伊勢エビ、アワビなどの他、養殖マグロやマダイなどを、大阪など都市部でPRしたり販売などを行ってまいります。
”漁業が回復しなければ紀南は活気づかず、若い担い手も増えていきません。”また、紀南は漁業と観光の地域でもあり、「漁業と観光」を連携し売り出すことが必要不可欠でもあり、このホームページが新しい販路、漁業と観光の連携、そして都市部への情報発信の一助になればとも考えています。
機会がある毎に若い人たちに「漁師をやってて良かったと思える漁業にしよう。」と話していますが、そのためにも若い人が「漁業をしたい。」と思えるような魅力ある産業にしていく事が大切だと考えます。
楽観を許さない厳しい状況の中、JF和歌山東漁業協同組合の、初代組合長に就任させて頂きましたが、紀南の漁業の町に活気と勢いを取り戻し、漁業を魅力あるものにするため、和歌山東漁協が一丸となって取り組んでまいりたいと考えています。