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西向・伊串・姫地区の観光・イベント情報
 弘法大師と天の邪鬼の民話が残る景勝「橋杭岩」から東に、姫・伊串・西向の静かな内海の綺麗な海岸線が続きます。 海岸線のすぐ後に連なる重畳山(かさねやま)には、弘法大師が開基とされる「神王寺」、重畳山神社があり、百体を超える石仏が大海原を航海する船を見守っているようです。
 海岸沿いの道は古くから熊野詣での参拝道「大辺路街道」としてある時期使われた古道が繋がり、串本袋からくじの川を越えて来た道が、姫の海岸に出て、伊串を通り西向の集落へと延びていきます。
 西向には、稲荷神社があり江戸中期から続く獅子舞が今も継承されています。 また、西向区にある古座観光協会では、清流古座川で楽しめるレンタルカヌーを行っており、四国四万十川にも勝とも劣らぬ清流と手軽に楽しめると言うことで、年々ファンが増えシーズンは予約で一杯になるほどです。
 海・山・川の自然豊かな西向支所は、皆様にきっと楽しんで頂ける癒しの空間になるもと思います。
伝説が残る温泉
 弘法の湯と大師堂
  昔この辺の村々に難病がはやり、村人たちが病に苦しんでいたところ、人々の夢枕に雲水が立ち、この杖の指すところに湯が湧き出ている。この湯は万病を癒やすとのお告げがありました。
 翌朝、村人たちは手分けをして探したところ、姫の方から1番目の大岩の1丈(3メートル)位の高さの側面に両足跡と杖の跡があり、この岩の下の割れ目から湯が湧き出ていました。ある者は湯を飲み、亦、ある者は湯を汲みて浴した所、病はたちどころに治りました。以来この岩を「弘法岩」(クツヌギ岩)と、温泉を「弘法湯」とよんで、大師堂を建て祀りました。
 現在、弘法の湯は姫区で管理・運営されて、小さな浴室が二つあり、海岸に湧く温泉でありながら、塩分は含まれず、泉質はさらっと柔らかで順番制となっています。
・男女別内風呂
・泉質:単純温泉
・効能:神経痛、運動マヒ、外傷性障害、婦人病、冷え性など
・入浴料:大人400円、小学生100円/洗髪料100円追加
 定休日は5000円で全館貸切可
・営業時間:13:30〜19:30
・定休日:月・水・金曜
・駐車場:3台 



▲明神橋

川下りを楽しむ
 古座川とレンタルカヌー
 串本町(古座観光協会)では、1日1人2,000円で リバーカヤック・シーカヤックを貸し出ししています。パドル・ヘルメット・ベスト(ライフジャケット)もついていますので、濡れてもいい服装などを準備するだけでカヌーでの川下りが楽しめます。

駅からは、カヌーキャリア付きのタクシーで出発点まで行き、そこから艇庫の近くまで下ってくることができます。

 まずは、経験に合わせてコースを決めましょう。
初心者の方は、一番短い「ぼたん荘前」または「明神橋」スタートをおすすめします。ぼたん荘前で約1時間、明神橋で約2時間のコースになりますが、慣れないと疲れてきたりしますので、まずは短い目のコースから始めましょう。

上流に行くに従って、もちろんコースも長くなりますが、少し流れの速いところもありますので、多少経験のある方向けです。

初心者用のカヌーは安定性がありますので、初めての方でも下ることができます。
 ▼予約手続きをしよう!
コースが決まったら、古座観光協会(TEL 0735-72-0645)に電話して、予約しましょう。

当日貸出可能なら、申請書に必要事項を記入してFAX・郵送にて申し込みます。
申請書は、古座観光協会ホームページから…

また、トップシーズンには予約が集中しますので、早めのご予約をお勧めします。
 
西向の祭り
 西向地区、「稲成神社」の例祭
 祭神は「稲成大明神」と「宇迦御魂神」

■7月21日(宵宮)は、獅子舞の屋台が正午に青年会館から「打ち出し」をする。最初に「稲成神社」の境内で獅子舞を奉納し、その後境内から「日吉神社」の方角に向かって獅子舞を奉納します。

 その後、当屋、各区長宅などを回り獅子舞を奉納します。本来の神事はここまでで、その後から「花」をいただいた各家を回り獅子舞の奉納を行います。(他の地区で言う地下舞わし)

■7月22日(本宮)も、最初に「稲成神社」の境内で獅子舞を奉納し、その後境内から「日吉神社」の方角に向かって獅子舞を奉納します。その後から「花」をいただいた各家を回り獅子舞の奉納を行います。

 夜に入り、「総神楽」と呼ばれるものが始まります。これは「獅子舞」を全て舞わして氏子衆に見てもらうもので、「三叉路」と呼ばれる、古座駅へ向かう交差点で行われます。
 
 西向、稲荷神社の獅子舞
 西向の獅子舞も、紀伊半島南部に今も継承され続けている沢山の獅子舞のルーツと言われている「古座獅子」の一つで、最初に古座のどの地区に伝わったのかは諸説あり、古座自体が当時今のようなの古座町、古座川町と言った分け方でなかった事から、この古座と言う地域全体に「獅子舞」というものが伝わり、古座の交流圏や関わりの深い地域に伝えられたのではないでしょうか。
  紀伊半島南部の獅子舞で、共通して言えることは、「それぞれの祭りを盛り上げるため、江戸時代に広められた伊勢派獅子神楽を氏子衆が奉納したもの。」で、現在まで民俗芸能として継承されています。
 


 
弘法大師開基の霊山
 重畳山と弘法大師
 標高302m重畳山(かさねやま)に祀られている重畳山神社は海洋民の信仰の対象として古くから祀られており、御神体は阿弥陀仏、薬師仏、観音仏の三体。
真言宗高野山派の神王寺は、重畳山神社の別当寺で、弘法大師の開基と伝えられています。

 山頂へと登る山道は絶好のハイキングコースとなっていて、山頂の展望台からは那智連山、熊野灘、紀伊大島、橋杭岩が一望できます。
 山頂近くに祀られた重山神社付近にはサカキ・コジイ(椎・樫)が群集し、熊野三山に続く山並みには照葉樹林が広がっています。

 
南紀は魚が新鮮で旨い! 海と山に囲まれた観光と漁業の街には、新鮮で美味しい魚料理などが食べられるお宿がいっぱいあります。

駆け足で通り過ぎる観光はもう古い! ゆっくりと歩いてまわると街が見えてきます! 人が見えてきます! 歴史や文化が聞こえてきます。

※ご宿泊の参考にしてみて下さい。
 
南紀串本は魚が新鮮!、魚が旨い!、そんな美味しい魚料理が食べられるお店を紹介します。
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