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西向支所の主要水揚げ水産物
海藻類:ヒジキ・フノリ
貝類等:イセエビ・アワビ・トコブシ・サザエ
魚類:シラスウナギ
 
 静かな湾内では、イセエビ、アワビ、トコブシ、サザエなどの貝類の他、姫ヒジキのブランド名を持つヒジキ、フノリなどの海藻類、ウナギの稚魚なども採捕されています。

 特に静かな磯際で採捕されるヒジキは、他の地区の物よりも太くてコシがあるが、炊くと粘りがあって軟らかいと、「姫ヒジキ」のブランド名で全国的に知られています。
西向支所の主要水揚げ水産物紹介

 「姫ひじき」はネットショップでもお買い求め頂けます。
 

 姫ひじき
 紀伊大島と潮岬、古座の内海に位置する姫地区とその周辺で採れるヒジキは、静かな海で育つため丈が長く、太くてこしがあり柔らかいのが特徴です。
 刈り採られたヒジキは、一旦、天日で干され、その後、大きな薪釜でじっくりと炊き上げます。そして再び天日干しをすると言う、全て手作業…
 ヒジキにはカルシウムやマグネシウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維などなど他にも多くの栄養がひじきには含まれています。
ヒジキ100gあたりの栄養成分
 ・たんぱく質 10.6g
 ・食物繊維 43.3g
 ・亜 鉛 1.8mg
 ・カルシウム 1400mg
 ・鉄 55mg
 ・マグネシウム 620mg
 ・ナイアシン 2.9mg
 ・ビタミンB1 0.36mg
 ・ビタミンB2 1.1mg
 ・葉 酸 84μg

 フノリ
 フノリは食用よりも糊としての用途のほうが主で、フノリをよく煮て溶かすと、細胞壁を構成する多糖類がゾル化してドロドロの糊状になります。これは、漆喰の材料の一つとして用いられ、強い壁を作るのに役立てられていました。

 フノリ液の接着力はあまり強くはないため、接着剤としての糊ではなく、織物の仕上げの糊付けに用いられ「布糊」という名称はこれに由来するものと言われています。また、相撲力士の廻しの下につける下がりを糊付けするのに用いられたりもします。


 近年、フノリはダイエット食品として注目されて来ました。また、フノリの粘性の元となる多糖質に抗がん作用があるとか血中コレステロールを下げる作用があるなどという見解を持つものもおり、フノリの成分を使った健康食品なども開発されています。

 イセエビ
 外洋に面した浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息し、昼間は岩棚や岩穴の中にひそみ、夜になると獲物を探しに出てきます。
 食性は肉食性で、貝類やウニなどいろいろな小動物を主に捕食するが、海藻を食べることもあり、黒潮の打ち寄せる当組合で水揚げされるイセエビは人気があります。

 漁法は主に、刺し網漁で、夕方に刺し網を仕掛け、早朝に網を上げます。漁期は10月から4月にかけてで、5月から8月の産卵期は資源保護を目的に禁漁とし、捕獲サイズも規制し資源の保全に努めています。


 

 サザエ
 磯際から水深30m程度までの岩礁に生息し、浅い場所には小型個体が多く、大型個体ほど深所に生息する傾向があります。夜行性で、夜になると岩礁を動き回り、海藻を歯舌で削り取って食べます。

刺身、あるいは殻ごと焼いた壺焼きで食べるサザエの壷焼きは有名で、最もポピュラーな食べ方として知られています。

サザエは潜水漁で採捕され、稚貝の放流も盛んに行われ安定した資源を確保されて「います。


 

 アワビ
 磯際から水深20m程の岩礁に生息し、アラメ、ワカメ、コンブなどの褐藻類を食べ、主に夜行性の物が多く、日中は岩の間や砂の中に潜っています。
アワビの殻の背面には数個の穴が並んでいて、アワビではこの穴が4〜5個なのに対し、トコブシでは6〜8個の穴が開いていて見分けることができます。

 アワビは高級食材として知られ、お刺身やステーキなどで食されます。

アワビは潜水漁で採捕され、稚貝の放流も盛んに行われ安定した資源を確保されて「います。


 

 シラスウナギ
 ウナギは淡水魚として知られていますが、海で産卵・孵化を行い、淡水にさかのぼってくる「降河回遊(こうかかいゆう)」という生活形態をとると言われています。

 ウナギの稚魚であるシラスウナギは黒潮に乗って生息域の沿岸にたどり着き、川をさかのぼります。シラスウナギ漁は遡上する河口付近で網を使い捕獲する。主な利用目的は養殖するためで、全国のウナギ養殖業者に出荷されます。




 
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