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  浦神地区、「塩竃六社大明神」の例祭
「塩竃六社大明神」(しおがまろくしゃだいみょうじん)
祭神:天宇受売神(あまのうずめのかみ)

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神
(JRきのくに線浦神駅下車徒歩3分)
国道42号近大付属浦神水産試験場交差点を左折
 

例祭:10月18日宵宮、19日地下舞わし、20日座払い

宵宮の夕刻、6時30分ころ、対岸を船で出発した屋台と社中は、途中、海上で「渡り笛」と呼ばれる笛を吹きながら船で神社のある浜まで渡ってきます。
海上や陸地を移動する際には「道行き」と言う曲を吹きながら移動します。(道中笛)





  浦神地区の獅子舞
浦神地区の獅子舞は現在、勇義社(ゆうぎしゃ)が継承しており、今でも社中制度を残し、長を「社長」担当責任者を「獅子舞頭」「太鼓打頭」「笛吹頭」などと呼んでいます。
勇義社は現在約50名ほどで、小中学生15名ほども参加

「何時の頃か、古座の古田か高池より習う」と言われてきた獅子舞は「雌獅子」で屋台は「流れ造り」締太鼓は左付けで、笹を取り付け現在は2台保有している。

舞の種類は、弊の舞、剣の舞、乱獅子、花掛かり、神明讃、玉獅子、神宮の舞、うかり(寝獅子からささらの天狗、跳び天狗)、ほかに扇喰い、極剣(きょくつるぎ)と呼ばれる舞もある。

天狗が持つササラのことを「ギッチョン」と呼びます。

剣の舞で、始まりの時は剣をあらかじめ抜いてから始まり、鞘に納めて終わります。

弊の舞、剣の舞、乱獅子を「獅子舞の三曲」と呼び、獅子舞の基本とされているそうです。

 浦神の獅子舞でもっとも特筆すべきは、翔び天狗(とびてんぐ)と呼ばれる舞が存在することで、古座住吉神社や雷公神社須江地区獅子舞で舞われている、天狗を肩車して舞い上がる様をあらわしたものと殆ど同じですが、眠りから起こした獅子が天狗に襲いかかり、追いつめられた時、「尾持ち」の役者がすかさず頭を入れ天狗を舞い上がらせます。

 このタイミングが絶妙で、追いつめられた天狗が本当に舞い上がったような錯覚さえ覚えます。その後、天狗は上空から獅子を諫めますが、獅子はなおも天狗に襲いかかり、天狗は後方へ仰け反ります。(ここは須江地区の天狗と同じ)

厳しい練習を積んだ舞は非常に魅力的で、勇義社のみなさんの熱意と努力を感じました。

この「翔び天狗」は、実際に見た人でないと分かりませんが、起こされた獅子が天狗に襲いかかり、それをかわすかのように上空へまい上がる様子は、実に上手く構成されており、見応えがあります。
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