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紀伊浦神駅〜紀伊天満駅 |
JR紀伊浦上駅で下車し、裏手の山に向かって歩き始めました。
海蔵寺前から少し行くと備長炭の炭焼き小屋があった。ちょうど炭だしをしていたので立ち止ってしばらく見学をさせてもらった。
少し歩くと右手に古道入口の標識があった。ここから山の中へと入る。
緩やかな登り15分ほどで休平峠に到着。そこからは下り坂がしばらく続く。
民家が見えてきた辺りから平坦な道を草花を眺めながらのんびりと古道歩きを楽しんだ。
山の中もいいが、こういった道はまた趣があって熊野古道の別の一面を感じる。椎の大木のある大泰寺に到着。ここは熊野七薬師のひとつだそうだ。
ひと休みした後、標識にしたがって舗装された道を歩いていくと、太田川で鮎釣りをしている人を見かけた。
川をのぞいてみると鮎がみごとにたくさん泳いでいる。つかみ取りができそうな雰囲気だ。
太田神社横に古道の雰囲気とは少し違った空間が見えてきた。大辺路の案内板だ。きれいなトイレも設備されていた。
角の家の犬に見送られながら、ここからまた山の中へ入る。まもなく市屋峠が見えてきた。
市屋峠は平維盛がここで一夜を過ごした事から名付けられたといわれる。
しばらく下り坂が続く。苔むした趣のある道を歩き、与根河池の側を通って再び山の中へ。
アップダウンを繰り返しながら、ゆりの山温泉、ゆかし潟、呼ばずの坂に到着。ここは川の水と海の水が混ざる汽水湖です。
呼ばずの坂は明治の初め、郵便配達員が村びとを大声で呼んで郵便物を取りに来させていたという。
だからここでは大声を出す人はいなかったとか。
一旦国道に出て再び山の中に入る。駿田(するだ) 峠にまもなく到着。加寿(かす)地蔵が上に祀られていた。
元は「粕地蔵」といったそうだがこのお地蔵さんにおまいりすると女性の病は必ず治してくれることから粕を改め、加寿地蔵としたそうだ。
山の中を離れ、建物の裏手を通って紀伊天満駅に到着した。
山あり、平坦な道ありで歩き応えのある古道でした。
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